てぃーだブログ › 宜野湾フェニックス › 自己練習の参考に・・・

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Posted by TI-DA at
11月に入ると各地で冬季大会県予選が開かれ、6年生にとってはまさに最後の大会・・・
そして来年1月には5年生以下、「新人大会」も開かれるが
私には忘れられない試合・・・がある。
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 うちの長男(高1)は、小学生の頃、今のフェニックスではなく、R大附属Yで野球をしており、私もそこのコーチとして野球を教えていた。
 当時のR大は6年生が5名、後は5年生以下のチーム構成。その中で体は小さいが、非常に野球センスがある3年生(K君)が居て・・・その子はセカンドで2番を任せていた。
 それまでのR大は試合に出ては負け、それもコールド負け続きのような状態だったが、それでも一生懸命頑張っている子供たちの姿に父母は満足していた、ところもあった。

1月の新人戦。
当時の新人大会は今と違い、80チームを超える参加があり、読谷の会場でとても寒い中行われていた。新チームにとっては最初の大きな大会でもあり、選手は何とか1勝・・初勝利を目指して、冬休みに練習に練習を重ねた。

そして1回戦。練習の甲斐もあってか、何とか初勝利。すると2回戦、3回戦と勝ち進む。意外(?)な展開に父母たちの応援が激しくなっていく。そしてこれを勝てばベスト8・・・という試合。
1回にR大は1点を先制したが、相手のうまい攻撃に3点を取られ、最終回・・
父母の中にも「・・ここまでやれたんだから、いいんじゃない」的な(負け)ムードが広がる中、先ほどのK君が打席へ。既に2アウトとなっていたが、ゆっくり打席に向かう。

1球目。「ストライク!」と審判の大きな声。
相手チームの声援が盛り上がる・・・ふと打席のK君を見ると、「見えなかった?」のか目をこすっている。
2球目・・・また「ストライク!」。打席を外し、K君はまた目をこすっている・・・。
「?」に思い、私はタイムをかけK君を呼んだ。

「おい、どうした?」・・・K君は無言・・・  。 よく見ると・・・泣いている・・
「泣いてるのか?」・・・(頬を涙が伝うくらい・・) 私はビックリした。
「試合中だぞ・・・どうした? 泣いたらボール見えないだろ」

そう言うと彼は・・・・・
「負けたくない・・!」 しゃくり上げながら・・そう言った。
・・・私は言葉がなかった。

ハンカチで彼の涙を拭い、「まだ試合は終わっていない。精一杯振ってこい!」
・・それしか言えなかった。

その光景を見ていた父母たちの声援も静かになった。

結果、その試合は1-6で敗れたが
冷たい風が吹き抜ける中、選手、父母とも心は暖かかったが

・・・私はこの光景を忘れることができない。 
  



2009年10月17日

みんなの野球・・・

 「野球ってみんなでやるスポーツだよ」・・・彼(S太)にはそう言い続けている。

 初めてS太と会ったのは4年生のとき。身体が大きくてスイングも速くパワーあるなぁと思った。まさに豪快・・という感じ。でもボールをトスするとこれがまた不思議と「当たらない」・・・。
 お父さんは一生懸命、身振り手振り足ぶり、腰振り、まさに身体全体を使って教えているが、教えれば教えるだけ本人は混乱したかのように頭を掻いて(クセ?)しまう・・・。

また、練習中に”いざこざ”があると彼が絡んでいる場合が多い。
理由を聞くと他愛も無いことが多いが、共通しているのは彼に「悪気がない」ということ。
S太はS太なりに一生懸命だが、周りの子供たちにはそう映らないらしく、結果言い合いになり、「いざこざ」になる。周りの子供たちには「そうやって人を責めて野球がうまくなるの?」と諭し、S太には上述の言葉を言い続けている。

 ここでいう「チームスポーツ」というのは、本来互いに助け合いながらプレーすることを意味するものだが、S太にわかってもらいたいのは「相手と合わせる」という意味ではなく、
「自分1人」というスタンスを無くすこと。
例を挙げれば
 キャッチボールで相手がボールを取れないのはなぜか?
 ヒットエンドラン、バント・・・自分はこの打席で何をすべきなのか?
 チームはどうして欲しいのか? など。

 打って、走って、守って・・それぞれが独立しているのではなく、たとえば打順が回ってくる前に前の打者が打ったバットを拾うという”小さな心遣い”から、自分が打席に入る前に試合が「今どういう状況なのか」・・・を常に考える”クセ”を付ける。ベンチからのサインを見て「自分が何をすべきか」を感じ、いつもチームの中の1人であり、そして行動することを忘れない、こと。 1人の英雄では野球は成り立たない。
 守っているとき、走者で居るとき、試合前のミーティング・・いろんなケースで周りをよく見る。
 周りを見るためには当然その近く(中)に居なければならないし、話をよく聞かなければならない。わからないことは「聴く」ことも必要で、不安なときは「確認」することも必要になる。ただ案外、大人は面倒くさがりですぐ「前にも言ったでしょ」とか「これくらいもわからないの?」なんて言いがちだけど、その時は「そうか、前にも言ったならどういうことだったか自分で思い出そう!」と常にプラス思考にし、「聞いたのに叱られた・・」とマイナス思考にならないよう、簡単なことではないけど大切なことなので、しっかり日頃の練習から取り組んで欲しい・・・と私は思っています。

あとがき・・・
 君が試合で・・フライを取ったり、ゴロを捌いてアウトにしたとき、ベンチやチームメイトはどうでしたか? 
 君が試合で・・ヒットを打ちベース上でガッツポーズしたとき、ベンチはどうでしたか? 
 みんな君と同じように、君が嬉しく思うのと同じように、君のおかげで、最高の笑顔で「ナイスバッティング!」と声をかけ、ハイタッチを交わす。
 そういう光景を何度でも何百回でも見たいと思い、私だけでなくお父さん、お母さん、そして弟や妹たちも・・・みんなであなたの無我夢中な姿を応援し、そして期待していますよ。
・・・大人になってもそういう感動は絶対に忘れない、それが君が今やっている野球です。

 そして11月になると6年生にとっては最後の県大会(予選)・・・。
 最後に・・・最高の思い出を、みんなと一緒に精一杯の力で作って見ないか。。(^_-)-☆
  



2009年10月04日

・・・全力プレー

今日(10/4)は雨のため練習試合は中止。

その後、天気が少し持ち直したので「通常練習」・・・と思いきやお父さん方が意外に多かったこともあり、急きょ「親子野球をやろう!!」ということになりました。
・・・・後で後悔することになりましたが。。(――;)

最初は5年生チームvsお父さんチーム。
3回までの予定で始まり、当初は軽く粉砕するつもりが結果は1-0。
お父さんチーム勝つには勝ちましたがその頃から息が上がり、いったん座ると中々動こうとしない、というか(わかっちゃいるけど)動けない・・・そんな感じ。

続く2試合目はAチームvsお父さんチーム。ある人が言った。
「5年生投手ではボールが遅くて待ちきれず、タイミングを崩したが
Aチームの投手くらいが丁度いい!・・・・・かも。」と少し(カラ)元気になった。
しかし・・・Aチーム投手の投球練習を何故か「静かに」見守る”大人気(おとなげ)ない”大人たち。
ミットに吸い込まれるボールに、なんとなく「唾を飲み込む喉の音」がした・・・。
しかしお父さんたちの「真剣モード」に試合は3-1で勝利。

私はAチームのキャッチャーをしていましたが、
バッターボックス内のお父さん方は必死にボールに食らい付き、
何とか空振りしないようバットに当てようとしている。
少し気を使ったのは前より出っ張ったお腹にインコースに投げると
ボールがお腹で隠れて「消えてしまう」こともあるのでほぼアウトコース攻めにしたこと。

よく考えると久しぶりではないしょうか・・・必死にバットを振るのは。。
久しぶりではないでしょうか・・・仕事以外で大粒の汗を掻いたのは。。

普段、子供たちに野球を教えている姿からは想像もできないような「形相(ぎょうそう)」で、
力いっぱいバット振る。子供の見ている手前、必死にバットを振る。
空振りすると「このバット軽すぎ!」と言い訳にもならない言い訳で、
ヒットを打つと「すかした顔」でさりげないポーズを決める(落合のような体型でイチローのように)。
その後どこからか聞こえてくる「大人気ない~」の声。

そう・・・お父さん達は「大人気ない」ですよ。
君たちに負けないように必死なんです。全力プレーですよ。
特に勝負がかかると・・・みんな負けるの大嫌いだから。。。
力を抜いて君たちに「勝たせてやろう」なんて誰1人思ってないんですよ・・・男ってそんなもんです。

この気持ち、昨日の練習試合で君たちに1番足りなかった部分 ですよ。
それは今日参加したお父さん方が君たちに教えようとしたんじゃなくて
相手と「試合をする」ってことはそういうこと。常に全力プレー。
だから・・・そんなお父さんたちに感謝なんてしなくてもいいから
お父さん、お母さんが・・・そして最後は自分が満足、納得する野球を絶対やって下さい!!

それにしても疲れた・・・(――;) ほんとに疲れた・・。。。運動不足ですね~
皆さん、いい汗を流したと思いますが、明日からの仕事に影響しないよう
年を重ねると「筋肉痛」は忘れた頃にやってきますので充分のケアをお願いします。(-。-)y-゜゜゜
  



2009年09月28日

・・・言葉遣い

 やんばる遠征でチーム内に活気ができ、喜んでいたのも束の間。水を注すようで申し訳ないが
先日の練習終了後の出来事を今回はお話します。
 練習も終わり、それぞれが片づけを始めていると「・・・~やればいいさぁ」などの笑い声。
よく見てみると6年生のMが別のお父さんに対してそういう言葉遣いで会話をしている。
何の事かはわからなかったが、まるで友達と会話しているよう(な言い方)だった・・・
そのお父さんは笑いながらそのまま対応していたが、私は・・・「カチン!!」ときた。
・・・・・・言葉遣いである。

 帰りの車中で言葉遣いについてMを酷く叱った。※実はこれは初めてではない。
以前にも言葉遣いが悪く家庭では気をつけるようにと強く言っており・・・・・
それができないのであれば「野球を辞めてもらう」とまで約束していたのに・・・。

にもかかわらず・・・・・・・・だ。

 家に帰って妻に内容を説明すると、妻は私の倍以上叱った(2時間くらい・・・延々と)
 言葉遣いだけでなく、最近特に話を聞く姿勢や練習態度も悪くなっているので
この機会に・・・と併せ技的に。・・・私の妻は野球が嫌いなので
「野球が何なの?」「そういうこともわからないで何が野球なの?」「今すぐ道具みんな捨てなさい!!」
と本気で叱っていた。。。。
 気が付くとなぜか私もその横でMと一緒に話を聞かされていた。正座のまま・・・

 どんなスポーツでもそうだが、「マナー」や言葉遣い、挨拶は1番に大切なこと。
「綺麗事・・・」と言われるかも知れないが、私はそれだけは譲れない、と思っている。
もし本人が「自分は野球がうまい」と"勘違いの天狗"になっているなら、
私はその鼻を何回でもへし折ってやる・・・そう思って日頃の彼を見ている。
それが本人(M)のためだから・・・・・。

 私の高校時分は言葉が適切ではないかもしれないが、「1期違えばまるで軍隊」のような
上下関係だった。
 休み時間に先輩に会うと膝に頭が付くほどお辞儀をし「こんにちは」と大きな声で挨拶する。
 部室に入るときは大きな声で「●年△です、失礼します」と声をかけてから入る。
 そして何か問題が起こると連帯責任・・・
 慣れるまでは多少窮屈だったが、慣れてしまうと「礼儀」として当たり前の事だった。

 今ではそれは「やりすぎ・・」「時代錯誤」との批判があるかも知れないが、
思うに友達感覚(フレンドリー)は一見アメリカ的な感じで「自由の象徴」のように聞こえがちだが、
それは大きな勘違いだと思っている。

 確かに軍隊のようにする必要はないが、「人として」先輩や目上の方を見かけたら
「こんにちは」と挨拶する・・・・・・当たり前の事。
 それに伴って言葉遣いも往々にして変わってくるもので、日本語(尊敬・謙譲)はそういう
作りになっている。・・・これも当たり前の事。
 それを目上の方や先輩に対して友達感覚で「(こん)ちわ~」と挨拶(と言わないが)するのは、
もちろん当たり前ではないので私には違和感があり、つまり非常識だと思っている。
 当たり前の事を当たり前にすることは、実際大人にとっても難しいことではあるが、
だからと言って安易な「妥協」をしてはいけない。

 これらは自分の子であれ、よその子であれ関係なく気づいたら大人として
これからもずっと子供たちを注意して・・・そして「叱って」行きたい・・・
 野球と何の関係があるの?・・・と言うかも知れないが、
私の中ではそういう部分も含めた全てが「野球」だと考えている。

 そういう想いとは裏腹に今回のMの言動はまさに「親の躾(しつけ)がなっていない・・」ことに尽き、
私も妻もすごく反省しています。本人には2度とこういうことのないよう反省させましたが
関係者の皆さん、不愉快な思いをさせたこと誠に申し訳ございませんでした。m(__)m  


☆納涼! 野球祭 ☆ 結果報告・・・
  監督、コーチをはじめ、ご父母、選手又関係者の皆さんお疲れ様でした。
  そして何より大変だったはずの赤パンさん! 本当にありがとうございました。m(__)m
9/19(土)
1試合目










2試合目










3試合目










9/20(日)
1試合目










2試合目










3試合目










9/21(月)
1試合目










2試合目










  通算 6勝2敗でした・・・・・戦評などについては次回に。。  


 フェニックスのキャッチャー・・・副キャプテン。
 普段はマスクをして見えないけど、はんにゃの”金田”に似ている。
 彼(D地)は学校で肘を痛め、夏季大会はフル出場できなかったけど、キャプテンとともに日頃からチームを引っ張り練習にもまじめに取り組んでいた。試合に出られない彼は、それでもコーチャーに走ったり、みんなの道具を並べたりと決して腐らずチームのためにできるだけの力を注いでくれたこと・・・感謝している。結果はあと一歩届かなかったけど。。

そう言えば、以前・・ある人からこんな話を聞いたことがある。
 小、中と野球を続け、憧れの甲子園目指して高校野球をスタート。しかし各学校から集まった選手はこれまで見たことのないほどレベルアップし、まして先輩たちを見ているとまるで大人と子供のように違う。また練習時間も長く、クタクタになって家に帰るといつも10時を回り、風呂に入って夕食食べて・・そして寝る、という生活が続く。
 だんだんあれだけ好きだった野球がなぜか遠くに感じて、遊んでいる(と見えた)同級生たちがやたらうらやましく感じられ、いろいろ考えた挙句、監督に「部活を辞めたい」と申し出た。
 すると監督は辞めたい理由を問い、答えを用意していなかったので(しいて上げれば「疲れた・・」だが)、思わず「練習について行けなくて」と弱音を吐いた。
すると監督は
「お前、何のために野球をやってる?」と落ち着いた口調で聞いた。
「・・好きだからです。」と答えた。
「それだけ?・・」と監督。
「・・・」(沈黙)
「もちろん自分のためということもあるけど、高校野球はそれだけでは中々続かないもんだよ。」
「・・・」(また沈黙)
「夜遅く帰って、食事して寝るだけの毎日。カラオケも行きたいだろうし、遊ぶ時間なんてなく、勉強なんて気力もないたろう?」(・・・そのとおりだった)

「でもな、よ~く周りを見ろ。お前が大好きな野球をして、遅くなっても帰りを待って夕食の準備をしてくれる。お前、その事を考えたことがあるのか?・・・」

 その人は弟2人と母親の4人家族・・・父親はいない。小4の頃、友達に誘われて遊びで野球をはじめたが、母親は仕事が忙しく応援に来てくれた思い出はない。しかし応援に来ている友達のことをうらやましいと思ったこともなく、「仕方ない」ことと子供なりに割り切っていた。しかしその人の母は仕事で遅く帰っても翌朝は早く起きて弁当の準備をしてくれたし、グローブやユニフォームなども(今思えば無理して・・)ちゃんとそろえてくれた。そして夕食の時などは「今日は野球どうだった?」とお決まりのように聞いてきたが、反抗期もあって「・・別に」とまともに取り合わなかった。
 そして中学最後の試合(中体連)の日。
 いつものように弁当を準備している母はすまなそうに「今日、応援に行くつもりだったけど・・ごめんね、仕事で行けそうもないよ」・・そう言うとその人は母に「別にいいよ・・無理しないで」とそっけなく答えた。
 中学最後の試合は・・・見事にあっけなく終わった・・・(負けた。)

 泣いている奴もいたけど、その人は心の中で「高校野球・・」という次への想いと何より乾いた硬式ボールの音にときめいていた。
 母は高校に入学してからも相変わらず毎日弁当の準備をして、その人が夜遅くなってもTVを付けっぱなしのままソファでうたた寝しながらも・・必ずその人を待っていてくれた。
しかし、その人は「お疲れ。疲れたでしょ。すぐ食事準備するから・・」と陽気に話す母親の言葉に「(俺を待たないで)寝ててもいいのに・・」と多少、うとましく思っていた。

 「1人で野球やってるんじゃないぞ!」・・・監督にそう言われ、正直「ドキ」っとしたが、監督は続けて「お前のことをいつも気にかけて、心配して、どんなに自分が疲れていても弱音を吐かずにお前を大事に思っている人が居る。その人のためにも自分の野球している姿を見せてやりたいと思わないか?」「今ここで逃げ出したら、これまでお前のために野球を続けさせてくれた人に何と説明するんだ・・」監督はゆっくりと噛みしめるように言った。。。

 そして・・・高校生活最後の夏。
 その人はセカンドを守り、スタンドには華やかな同級生たちの応援の横で、帽子をかぶりタオルを首に巻いて見守るように応援する母の姿があった。
 そして試合が終わり、友が泣き崩れる中、その人は汗と黒土にまみれ真っ黒になったユニフォームのまま母親の元に走り、「今までありがとう・・・負けちゃったけどね」と深々と頭を下げた。母はいつものように「何言ってるの・・いい試合だったよ。かっこ良かったし、来てよかった~」と汗を拭いながら小さく言った。

 フェニックスのキャッチャー・・・彼(D地)を見ているとその人の事が思い出される。D地にはこれからつらい事、苦しい事もたくさんあるだろうけど、支えてくれる大事な人達のために思いを強く持ってこれからもずっとずっと野球を続けてもらいたい、と私は思っている。
  


 参考になるかわかりませんが、今日はフェニックスの6年生Mについて話します。
 彼が野球を始めたのは幼稚園の頃。4つ違いのお兄ちゃんが野球を始めて、それにつられるようにはじめたのがキッカケです。それからいわゆる「壁うち」の日々。その後小学校に上がり、特例でチームに入れてもらいましたが、練習は1年生だからとって特別扱いしないことが条件でしたので、当時はお腹を押さえて走りながらよく泣きべそをかいていました。それでも練習は欠かさず参加し、自分の手よりはるかに大きいボールを一生懸命、それでも山なりボールに・・・悪戦苦闘していたのを覚えています。
 彼は練習が休みのときでも「走る」(50m×5本くらい。ただしタイムを計った)ことと、もう1つ、ボールの回転を意識するためボールにマジックで黒く●を付けそれを投げる練習をしました。これはボールの回転の違いでより「速く」、「強い」ボールになるようにするためと彼が考えたものです。これらの練習を学校から帰るとほぼ毎日、「壁」に向かって行っていましたが、それを「野球ノート」と題して日記のように付けるように指示しました。※私が仕事の関係で遅くなってもそのノートを必ず見せるように・・と。
 次に意識して練習したのはバランスです。
 軸足でちゃんと立って(目をつぶって数秒真っ直ぐ立つ)、前に正しく踏み出し投げる。これは家の近くの坂道を利用しました。坂道でピッチング練習をすると、①軸の移動の感覚、②踏み出す足への意識(転ばないように)、そして③球離れを遅くする、この3点の練習になると思い、これは今でもやっています。
特に③の場合、坂道だと相手が構えたところより高めにボールが抜けることが多いので、自然と前でボールを離す(球を長く持つ)ということを意識し、また「腕を振る」という感覚も作られると・・・

学童野球ではマウンドが平坦なので実戦では役に立つかわかりませんが、彼が「球場で試合をするとマウンドがあるので体重移動と腕が自然に振れて調子が良い」、と言うのもそこに理由があります。
  


昨日の続き・・・「バッティングその2」です。
バットの考察・・・
皆さんはどんなバットを使っていますか?
 バットの種類は様々で「JSBB」と表示があれば試合で使用可能ですが、長さや重さ、グリップの凹凸・・・中にはメーカーにもこだわる人もいます。バットは使う人の体型やスイングスピードなどによって選んだほうがいいと思いますが、「長さと重さ」は重要なポイントです。
皆さんが使っているバット・・・長さや重さなど自分の身体に合っていますか?

バットの重さは表示されていません(購入時には表示)が、長さと(ミートポイントの)太さはバットの「芯」の部分に記載されていますので確認して下さい。
※ちなみに息子(M)は「82cm、720g」Mizuno Galaxy グリップは細めを使っています。重さ的には720gは重いほうで82cmは6年生としては平均だと思います。

それと気になった点が1つ・・・

 先日のBC強化大会・・・打席ごとに使っているバットを代える子が結構居たこと。(※9人中7人居ました。)バットは傷が付いたり、凹んだりしない限りあまり代えるものではないですよ。練習ではいいのですが、試合では「これ!」と決めた1本を使う・・・これが基本です。
「絶対!」とまで言える根拠はありませんが、最初の打席はビヨンド、次はカーボン、そして次の打席は・・・と打席のたびにバットを代えたのでは、握った感覚や感触、重さやヘッドの太さなどの違いに身体が対応できますか?


 たとえばですが・・・グローブも同じようにイニングで代えますか?
 もしグローブをイニングで代えるとエラーするんじゃないかと不安になりません?
 頻繁にバットを代えた子に直接聞いたわけではありませんが・・・もしかして1打席目で打てなかったから(という理由で)・・・2打席目は違うバットで・・なんて考えていたらそれは「間違い」です。
 打てなかったのはバットのせいではなく、相手投手の力量と自分の力の差ですよ。打てなかったことをバットのせいにするより、相手投手をよく観察して打席の位置やバットの握り、もっと難しく言えば始動が遅くなかったか、ボールに遅れていなかったか・・・つり球に引っかかる、ゆるいボールにつられる・・打ちに行ったボールは正しい選択だったか・・など考えることはいろいろあり、打ち取られた後の自分の次の打席のために、他の打者の結果やキャッチャーの配球、動きも見る必要がある。
※「誰かのせいにするのではなく、その前に自分自身はどうか・・・を考えなさい。」
 だから・・・監督、コーチは「試合を見なさい!」と注意しているわけで、「試合中、私語をするな」というだけの意味ではない。
 果たして何人の選手がこのことを理解しているのか??・・

・・・この続きはまた明日。。
  


志真志小の選手の皆さん 自宅待機となっていますがちゃんと静養してますか?
フェニックスの中ではまだインフルエンザに感染して・・という子はあまり聞いていませんが、決められたルールですからちゃんと守りましょう。

今日から14日まで毎日このブログを更新します。「ひま(暇)~」と時間を持て余している諸君はこれを見てそして考えてみて下さい。

今日は「バッティング」について話します。
皆さんはプロ野球やメジャーリーグを見て「このバッターかっこいい!!」なんて選手居ますか?
ちなみにゆっキーは巨人の”松本”のファンらしい・・・けどマニアックですよね。
前に聞いたときは「坂本~!!」と言っていたと思って「大阪のおみやげ」に坂本のタオルをあげたら、「坂本より松本がいい・・」と。(――;)
マジックで「坂→松」にしょうかと思いましたが・・・一応喜んでいました。

話を戻しますが
私の世代(たぶん監督やコーチも)はみんなそういった好きな選手に「憧れて」野球を始め、練習した思い出があると思います。
今でこそ巨人だけでなくパリーグだってTV放送があるし、毎日のように大リーグ放送もありますが、昔は巨人戦しかTV中継がなく、その大切な野球放送の時間は夕食も忘れて「食い入るように」野球を見ていましたよ。
また当時のバッティングスタイルはいわゆる「大根ぎり」のようなスイング(素振り)。王選手の素振りはまさに「上から下へ」という感じでしたが、当時、私も大人の人から同じように「上から下」にスイングするよう言われたものです。
しかし今はどうでしょう?イチロー選手の打席前のスイングはその逆で「下から上」にスイングしているように見えませんか?

 じゃ~「どっちが正しいの?」って言うかも知れませんが、正直、私にも分かりません。たぶん両方正しいんだと思います。つまり私がここで言いたいことは今の君たちに必要なのは「自分に合った方法(スタイル)を見つける」・・・ということ。
身体が小さい、大きいから右利きや左利き、また足が速いなど個人によってその特徴は様々・・。でも「野球」というスポーツはそのどのタイプも受け入れてくれるスポーツ、つまりその人の「人と違った」部分を長所にしてそして生かせるスポーツなんです。だから「自分を理解して自分に合った形」を見つけ、その努力(練習)をすることが大切です。
 練習はトスやティー・・・いろいろあります。また素振りを200回・・・というように「精神論」的に考えている人も居ますが、たとえ素振りを1000回やってもヒットは打てません。素振りは「毎日、正しい軌道のスイング」を意識して集中した10回~30回で十分です。ここでいう毎日・・・とは身体に覚えさせることを意味し、正しい軌道とは・・・バットの入り、バットの出を意識すること(ちょっと表現が難しいけど)。素振りは必要ないとは言いませんが、1000回素振りするよりは、実際にボールを打って「手に受けたボールの衝撃」を確認しながら練習する方がいいと私は思っています。

続きはまた明日・・・
  


9/6(日)に行われたBC強化大会の結果・・・
◇Bチーム(1勝1敗)
Vs 宜野湾ベースボールキッズ 2-6 ●
1点を争う好ゲームでしたが、2-2で迎えた7回、2死満塁からHRを浴び4失点。
残念な結果となりました。
Vs 志真志ドラゴンズ 5-2 ○
相手は前回同大会の優勝チーム。終始押し気味に試合を運び快勝。
◇Cチーム(2勝)
公式戦初勝利(逆転サヨナラ)の後、続く試合も連勝しましたが、失点率で及ばず。
しかし大健闘です。

 両チームの選手の皆さん、また暑い中、一生懸命応援し、支えて下さったご父母並びに関係者の皆さん、お疲れ様でした。来週の準決、決勝には共に進めませんでしたが、予選ブロック2位になったことは「ずばらしい」ことです。特にCチームの皆さん! 前日興奮して中々寝付けなかった子も居ると聞いていますが、公式戦での勝利 おめでとう! 夏休みも奮闘していろいろ教えてくれたお父さんコーチへの感謝の気持ち・・・絶対に忘れないで。そして次は決勝まで行こうな! 約束だぞ。キャプテン!!
 Bチームの選手諸君へ・・・当日はインフルエンザで急きょ2人出場できなくなったにも関わらず、2試合とも緊張感のあるナイスゲームでした。特に最初の試合は”名前負け”せず、あと一歩のところまで追い詰めましたが・・残念。また、その気持ちを引きずらなかった第二試合。前回大会覇者を堂々と破り見事でしたよ。お疲れさま・・。

 両チームの選手はこの機会と経験を糧に、次なる目標に向かって「練習」に励んで下さい。もちろん反省点(次回記載予定)はあります。全てが良かったわけではないし、普段の力が出せなかった選手も居ます・・・だから練習するんです。君たちにはもっともっと「強くなる」要素があるんです。昨日の試合を見ていた大人の誰もがそう感じていますよ。でも私としては「勝ちたい」という漠然とした気持ちが、「負けたくない・・」という強い意志に変わった、そういうところが”ちょっとだけ”見えた試合だったと思います。よく考えれば学校生活ではこんな機会なんてありませんよね。運動会以上ですよ。まるで”吠える”ような大きな声で(それも意味不明な言葉?)、一緒に練習してきたチームメイトを励まし声援を送る。そして負けた・・と分かったときに”なぜか”自然と流れてくる涙。勝った瞬間のバンザイと笑顔。まさに一喜一憂。生まれてきて10年そこそこの子供たちがこうも熱くなれるものって何なんでしょうね。大人から見れば何とも言えない感動であり、頼もしい限りにも思える瞬間です。

そこで選手諸君へ・・・提案! ※私は鬼です。(^。^)y-.。o○
1度さ~、コーチが「疲れた。もういいよ」って弱音を吐くくらい練習してみたら?・・・
「こんなに汚して・・!? 」とお母さんがあきれるくらい練習してみたら?・・・
「自分の事は自分でやったよ」と寝ているお父さんを起こして一緒に確認してみたら?・・・
・・・みんな簡単な事ではないけど、出来ないことでもない。
第一試合に例えると「簡単には勝たせてくれないけど、勝てない相手でもない・・」ですよ。
優勝の二文字はもうそこまで来ているよ。取りに行かないか? みんなで・・・
君たちの"本気"に大いに期待しています・・・
※次回、冬季BC強化大会は12月最初の週に予定されています。
  


<宜野湾フェニックスの練習①>
テーマ:「走る」
※野球の基本は「走る」こと、勿論「速く走る」ことも重要ですが、足腰を鍛えることも
考えて練習しています。今までのベーラン、は選手が多くなると待ち時間も多く
無駄に時間を費やしましたので今では変わったベーランをしています。
練習① 各塁間にそれぞれ選手を配置し、同時に塁間を走ります。
      ホーム→1塁、1塁→2塁・・・※ホームの最初の人は走る前に「●回目」と掛け声をかけ
      他の選手は「おっー」と全員で掛け声をかけます。※大体16回くらい走っています。
【参考】
私の長男は小6までどちらかというと足は「遅い」方で、いつも運動会では「あっ・・抜かれる!」と
家族でヒヤヒヤドキドキものでした。しかし、自宅の前の道が多少上り坂になっていたことを利用して
毎朝、タイムを計りながら練習を行っていたところ、中学になると100M、11秒台(50M=6.1)で
走れるようになりました。※家族中びっくり・・・ですよ。地区陸でも5位(決勝)でしたから。。
だから、今自分は「足が遅い」と悩んでいる子がいたら
①腕をきれいに振り、足でしっかり地面を蹴る→蹴る力(上り坂がわかりやすい?)
②力を入れすぎない→体に力が入りすぎると×(難しいけど・・・)
※リキまず腕を振る、というピッチングに感覚が似ています。
そして最後に③毎日練習すること。。続けることです。 ・・・信じて練習してみて下さい。